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銀聯国際(UnionPay International)とブルガリアの全国決済システムBoricaが覚書に調印

Bulgarian National Card Scheme
2018-07-13 14:18 1674

【ソフィア(ブルガリア)2018年7月13日PR Newswire】7月6日、ブルガリアのボリソフ首相の立ち合いの下、銀聯国際(UnionPay International)とBulgarian National Card Schemeは首都ソフィアで、同国のPOSおよびATM端末がUnionPay(銀聯)チップカードを導入し、UnionPay(銀聯)非接触決済サービスをサポートできるようにするプロジェクトの開始を目指す覚書(MOU)に調印した。

2012年に成立したChina-CEE Cooperation Mechanism(「16+1協力」)によって、投資、貿易、観光などさまざまな分野における中国と中・東欧諸国の協力は急速に発展してきた。この動向に沿って、銀聯国際(UnionPay International)は同地域の主要機関と協力し、同社事業の拡大を促進してきた。UnionPay(銀聯)は現在、中・東欧16カ国のうちの12カ国で事業展開している。「16+1協力」の主要国の1つであるブルガリアで、UnionPay(銀聯)カードは地元小売店のPOS端末の一部で導入されており、観光客が頻繁に訪れるショッピングモールや専門店をカバーしている。

Borica ADのBcard National Card Schemeは2016年に開始され、カード決済プロセッサーとは分離独立した形で機能している。ブルガリアの全ての決済サービスプロバイダーはこのSchemeのメンバーである。ブルガリアの全国決済カードであるブランドBcardは、ブルガリア国内のほとんど全ての地点(ATM/POS)で受け入れられている。このSchemeの主な目的は、ブルガリアの公共および民間部門で新しい電子サービスの促進を通じ、現金と紙をデジタル・チャンネルに移行することである。新しい地元事業および価格モデルを通じて幅広いScheme製品を市場提供することで、国家経済にプラスの効果を与えるとともに、ブルガリアの決済方法を大幅に変化させると期待されている。このSchemeの事業分野は大まかに次の手順に従って行われる。1番目に、同国での相互運用性のために同じ条件、統合製品、技術基準を作り出す。2番目に、新しい製品・サービスをつくり出し、さまざまな経済および企業分野のニーズに応える安価で適切、かつ便利なソリューションを提供する。3番目に、技術移転のためのその他の国内/国際的な枠組みと提携し、同国以外での同ブランドの受け入れを拡大する。

この提携の確立によって、双方は以下の3つの局面で大幅な進展を目指す。1番目に、UnionPay(銀聯)は実現可能な期間内にブルガリアで広範囲の導入を達成する。ブルガリアを訪問するUnionPay(銀聯)カードホルダーはUnionPay(銀聯)カードを使って支払いと現金引き出しができるようになり、将来可能になった場合、非接触決済を行える「UnionPay(銀聯)」モバイルアプリを通じてUnionPay(銀聯)モバイルQuickPassサービスを利用することができるようになる。2番目に、双方はブルガリアでUnionPay-Bcard提携カードを共同発行することができ、UnionPay(銀聯)導入ネットワークを通じてブルガリアのBcardカードの利用を169カ国・地域に拡大する。3番目に、双方はオンライン決済、QRコード決済、eウォレット製品を含む新たな決済方法を推進するために提携をさらに深める。

銀聯国際(UnionPay International)経営陣は、同社がCEE地域を極めて重視していることを明らかにした。また、UnionPay(銀聯)は経済をサポートするその受け入れおよび発行事業の進展に加え、中国とCEE諸国との貿易取引、相互訪問を促進することに取り組んでいる。さらに、UnionPay(銀聯)のネットワーク、製品、技術を最大限に活用し、UnionPay(銀聯)は同地域の決済産業のインフラ整備に積極的に関与し、技術規格提携の推進と決済ネットワークの相互接続および向上を実現する。この提携は極めて重要である。第1に、UnionPay(銀聯)カードはブルガリア全土で受け入れられ、両国間のスムースな決済を保証する。第2に、UnionPay-Bcard提携カードの発行は、これまでブルガリア国内だけで使用可能だったカードの導入地域を海外諸国に拡大し、地元の人の日常消費と国際旅行の利便性を高める。第3に、UnionPay(銀聯)はUnionPay(銀聯)規格の下での革新的な決済提携を推進し、ブルガリアでの電子決済のレベル向上に貢献する。

ここ数年で、UnionPay(銀聯)は中・東欧で明確な進展を実現した。ハンガリーでは、UnionPay(銀聯)は同国の半分以上の小売店およびATMで導入されている。チェコ共和国では、UnionPay(銀聯)は50%のATMと数万の小売店で導入されている。セルビアでは、地元バンクカード・スイッチネットワークのDinaCardは、システムをアップグレードするためにUnionPay(銀聯)規格を採用する計画であり、UnionPay(銀聯)チップカード規格はDinaCardへの導入および発行事業のために統合された技術規格になった

(日本語リリース:クライアント提供)

ソース: UnionPay International
キーワード: 銀行/金融サービス